萩太郎山
高原リゾートの山
■標高:1358.2m
■歩行時間:40分
■登山日:2010年11月13日

    茶臼山の項で書いたとおり、萩太郎山は茶臼山の兄弟格にもなぞらえられる山で、標高は1358.2mと、愛知県内において高さでも茶臼山に次ぐ。一名を萩垂山とも言うらしい。また、茶臼山高原スキー場のゲレンデも、萩太郎山の斜面に開かれたものだし、近年売り出し中の芝桜の丘も、萩太郎山の山頂付近に植栽されたものである。その意味では、格別山に興味のない人にも縁のありそうな山だが、萩太郎の名自体が前面に出てくることはあまり無い。



 碁盤石山、茶臼山と来て、まだ時間があったので、萩太郎山に登らない手は無い。矢筈池周辺からの比高も大したものではなく、その頂は山と言うよりは丘のようにも見えるのだが、ここで目に付いたのが、オフシーズンでも動いているスキーリフトだ。別に歩いても登れる山だが、自分の足で登りきる充実感よりも、久しぶりに高原リゾート気分でリフトに乗ってみたいという気分が勝ってしまった。リフトなんて2年前に愛媛の松山城に登るときに利用して以来だ。…と考えると、割と最近に乗っているはずなのだが。

 片道利用券300円也を購入してリフトに乗る。地肌のむき出しになったゲレンデを行くリフトだが、ちらほらと利用者もいる。リフトはカタカタと乾いた音を立てながら、10分ほどで萩太郎山の山頂に着く。なんと堕落した山行であることか。もはや山登りとは言えない。

 萩太郎山山頂は、開放的な広場になっていて、茶臼山同様南アルプスと奥三河の山々への展望が利き、正に重畳たる山並みを堪能できる。シーズンならば近くに芝桜の丘もあるのだが、こちらを当て込んでくると、自然を味わうと言うよりも、逆に多すぎる人出に当てられることになりかねないと思われる。

 帰りは、冬にはゲレンデとなるはずの斜面を下る。歩いて下るための斜面ではないためか、意外と傾斜はきつい。坂を下りていくと、私とは逆にここを登ってくる人も少なくないが、実は萩太郎山の登山道はこことは別に設けられている。「愛知の130山」をはじめ、登山ガイドを見るとそちらからの登頂路が紹介されているが、この山なら難しく考えずに目の前の坂を登れば十分だろう。
リフトで登る。古人曰く「過程や方法なぞどうでもよい」。

山頂の風景。左手に見えるのが芝桜の丘らしい。

アルプスの存在感。

 
アクセス ただし、季節運行のバスツアーが組まれることはある。
ガイド本 新・こんなに楽しい愛知の130山 風媒社
関連サイト

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