石垣をまとう孤高の城跡。
勝連城
所在地
別名
沖縄県うるま市勝連南風原
:なし
築城者
築城年
:不明
:不明


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■独立丘に映える階郭式

 勝連城もまた琉球伝統のグスクの一画を担う遺跡ですが、れっきとした山城の風格を備えています。現地に近くなると、城のあった小丘が見えてくるようになりますが、遠目には切り立った岩壁を持つ山のように見えるシルエットです。実はこの岩壁が勝連城の石垣と言うわけです。首里城はある種別格として、中城城、勝連城、今帰仁城、座喜味城はまとめて一つの世界遺産登録物件を形成しているようなものなのだけれど、その中でここ勝連城は、無料で見学できました(2016年12月現在)。
 稜線上の、いわば連郭式の城だった中城城と違い、独立丘の頂点付近を中心にして形成された階郭式の勝連城には、独特の雰囲気があります。非常に立体的な城と言うことができるでしょう。規模が大きくはないため、多くの兵力を収容することはできなかったと思われますが、それなりの防備を固めれば難攻不落だっただろうことは想像に難くありません。

■古期築城のグスク

 勝連城は、按司・阿麻和利の城として築かれました。沖縄の時代区分で言うと、グスク時代の築城と考えられていますが、詳らかでない部分も多く、今後の研究が待たれるところです。とまれ、わりと古い時代の城であることは間違いなく、世界遺産に登録された一群のグスクの中では最も古いものだと考えられているようです。
 形の上では首里城の尚氏の支配下にありましたが、中城城の項でも触れたとおり、阿麻和利も中山王に対して叛意ありとして滅ぼされました。当地に諸侯が割拠した時代のあだ花と言えるのかもしれません。

(2017年08月12日 初掲)

















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